システム開発で重要なプログラミング作法

システム開発においてプログラマの質は開発スピードにも影響が出ますが、最も影響が強いのは開発が終わり、保守体制に入った時です。一般的にシステムは開発が終わり、納品されたら終わりというわけには行きません。通常、保守作業が行なわれます。保守作業ではサーバなどのハードウエアメンテナンスとシステム本体のメンテナンスが行なわれます。

ハードウエアメンテナンスについてはハードウエアメーカーに委託することが多いようですが、システムメンテナンスについては開発メンバーから保守要員として選抜されて長期間の運用を任されることが多いようです。保守作業では不具合の解消が主な役割となります。新規追加機能については新にプロジェクトを作り対応することが多いようです。保守作業での不具合修正にはソフトウエア側の修正もあります。

ソフトウエアの不具合を見つけた際にはソースコードと仕様書の突き合わせが行なわれます。ソフトウエアはあくまでも仕様書通りに作ることが求められます。ただ、実際にはテストを通ったプログラムであっても仕様書と齟齬がある場合は少なくありません。機能的に問題が無いプログラムでも仕様書に準拠していない場合にはプログラマが想定外の事柄に対応できないことが多いからと言われています。

仕様書は全体を通して作成されるので想定外の動きにも対応させていますが、プログラミングの段階ではごく一部の環境しか見られませんので仕様書と異なることがあれば問題になることが多いようです

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