飲食店でデジタルサイネージを導入すると電気代は?

デジタルサイネージは紙の広告と違い、表示している間は常に電力を消耗します。電気代は消費電力×使用時間×単価で出すことができますが、室内用のデジタルサイネージと外用とでは画面の明るさが違うため、外に設置するもののほうが消費電力が高くなります。例えば100wのディスプレイを1日8時間、1か月で20日間使うとすると、月に16kW消費します。この数値に契約している電力会社が算出する1kWhの単価をかければおおよその電気代を計算することができ、店舗での電気代のうちどのくらいを占めているのか算出が可能です。

電気代を安く抑えるためには、デジタルサイネージを小さいもので済ましたり、画面の明るさが暗くても見ることができる室内に置くなどの工夫ができます。また本体の製造年月日が古い場合は、新しい機種のエネルギー効率が良いものに変えたほうがコストパフォーマンスが高くなることもあります。購入済みの端末が減価償却済みの場合は買い替えを検討するのも良いでしょう。電気の契約によって1kWhの単価は異なり、使用量が多くなると単価が増える段階式の契約が多いため、節電対策をすると思った以上に光熱費を抑えられる可能性があります。

電力会社の切り替えやプランの変更などでも効果は期待できるでしょう。一般的には光熱費の適正水準は売り上げの5%~10%以内です。光熱費がかかりすぎている場合は、デジタルサイネージ以外にも照明の変更や冷蔵庫の設定温度、空調の温度の見直しもしてみると良いでしょう。

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